あすなろ日和

お笑いなどすきなことを書く

「女の痛み」はなぜ無視されるのか? を読んだ

こちらを読みました。https://www.shobunsha.co.jp/?p=7301

 

バングラデシュ出身でアメリカ在住の女性が書いた本。

アメリカの人種差別なんてもうとうにないと勝手に思い込んでたんですけど、実際はめーちゃくちゃあるんだな、と知った。黒人の命を守れ運動ありましたけど、対岸の火事どころか自分には一切関係ない出来事だと受け取ってた。

 

アメリカでは「女性というだけで医師に偏見の目をもたれる」と、んなアホなと日本人の私は思っちゃった。

この本を読む限りでは『アメリカでは黒人の妊婦の方が白人の妊婦より死んでる統計が出てる』と。亡くなるのはごくわずかの人だけど、どうやら救えるはずの命を見逃してるのが理由らしい。

ますます意味がわからん。

なんで?医者が?患者の痛みを信じないんだ?

アメリカではどうやらそういうのがあるあるらしい。

真夜中に「めっちゃ腹痛いねん」と病院に行っても「アンタどうせ薬物中毒やねんから」などと言われるだろうから、朝になるのを待って病院に行くとか。

し、しんど〜。

 

黒人だけでなく、有色人種の女性は割とこういう目に合うらしいですね。自由の国?どこが?

 

どうやら治験の対象がデフォルトで『男性のみ』になってる歴史もあるんだとか。

子宮の病気の治験でも男性に対して実験するんだとか。なんやそれ??

 

終始「アメリカってやべーな」「住みたくねーな(デフォルトで差別される国怖すぎる)」などといらんこと考えながら読みました。

 

アメリカでは出産の方法として帝王切開は推奨されてないらしく。でもデフォルトで無痛分娩だしな…とうやらましくなった。

産後ドゥーラも日本より認知度あるし。

 

ちなみに日本でも全然差別ってありますけどね。